結論から言うと、海外旅行の前に必要なのは英会話の総復習ではなく、空港やホテル、レストランで実際に使う場面別の単語です。フレーズを丸ごと覚えるより、まず単語の意味と読み方を押さえておけば、指差しや身振りと組み合わせて用件を伝えやすくなります。文が組み立てられなくても、単語がいくつか聞き取れれば、前後の状況から内容を推測する手がかりになります。場面を問わず、最初に交わすのはhello(こんにちは)、thank you(ありがとう)、please(お願いします)、excuse me(すみません)の四つです。これから紹介する単語と組み合わせるだけで、たとえば「water, please」のように、短いやり取りが十分に成立します。ここでは、旅行中によく使う場面ごとに単語をまとめました。
要点
- 旅行前に必要なのは英会話の総復習ではなく、空港・ホテル・レストランなど場面別の単語です。
- passportやmenuなどカタカナ語になっている単語は、英語の発音を確認するだけで使いやすくなります。
- カタカナ語でも英語は強弱がはっきりしていて、hotelは「テ」、menuは「メ」の部分を強く読みます。
すでに知っている単語も多い
海外旅行の単語は、まったくのゼロから覚えるわけではありません。次の単語は、日常でカタカナ語として使っているものと意味が同じです。意味を覚え直す必要はなく、英語での発音を確認しておくだけで、実際の場面で使いやすくなります。
| 英単語 | 読み方 | 普段使っているカタカナ語 |
|---|---|---|
| passport | パスポート | パスポート |
| check-in | チェックイン | チェックイン |
| check-out | チェックアウト | チェックアウト |
| menu | メニュー | メニュー |
これらはすでに知っている単語なので、英語の音で聞き取れれば十分です。カタカナ語に慣れているぶん、身構える必要はありません。残りの単語は、場面ごとに新しく覚えておくと安心なものです。
空港で使う単語
出国から搭乗までの間に、次の単語が繰り返し登場します。搭乗案内のアナウンスは早口で流れることが多いため、単語だけでも聞き取れるようにしておくと安心です。
- airport — 空港
- passport — パスポート(上の表の通り)
- boarding pass — 搭乗券
- gate — 搭乗口
- luggage — 荷物
搭乗口の番号や搭乗開始時刻は、電光掲示板にも表示されるため、単語の意味さえ分かっていれば、アナウンスを聞き逃しても画面で確認できます。luggageは、預ける荷物にも機内に持ち込む荷物にも使える単語で、空港のスタッフとのやり取りで繰り返し登場します。
ホテルとレストランで使う単語
宿泊先と食事の場面では、チェックインとメニューはすでに紹介した通り聞き取りやすい単語です。そのほかに、次の単語を知っておくと手続きと注文がスムーズになります。
- reservation — 予約
- check-in — チェックイン(上の表の通り)
- check-out — チェックアウト(上の表の通り)
- key card — カード式のルームキー
- menu — メニュー(上の表の通り)
- water — 水
- delicious — おいしい
- bill — お会計(アメリカではcheckとも言います)
メニューに知らない単語があるときは、写真に撮っておくと、旅先で出会った単語をあとから調べて復習できます。Watch Your LanguageのPremiumなら、その写真から単語を取り込むこともできます。会計を頼むときは、bill(お会計)の一言だけでも十分に通じます。
カタカナ語の発音との違いに注意する
普段使っているカタカナ語は、そのまま英語として聞き取れるとは限りません。日本語のカタカナ語は一つひとつの音を均等に読みますが、英語は単語の中で強く読む部分と弱く読む部分がはっきり分かれています。たとえばhotelは「ホ」ではなく「テ」の部分を強く読み、menuは「メ」を強く読みます。カタカナ語として知っている単語ほど、実際の発音を聞いたときに気づきにくいことがあるため、強く読まれる部分を意識して聞く練習をしておくと、現地でも単語として認識しやすくなります。同じように、reservationは「ベ」の部分を強く読みます。単語を目で見て意味が分かるようになったら、音声つきで強く読む位置を確認しておくと、聞き取れる場面がぐっと増えます。
道案内と買い物で使う単語
地図アプリの電波が届かない場所で道を尋ねるときや、値段を確認して買い物をするときに使う単語です。
- left — 左
- straight — まっすぐ
- nearby — 近くに
- how much — いくら
- discount — 割引
値段は数字で示されることがほとんどなので、聞き取れなくても電卓や画面を見せてもらえば十分に通じます。道を尋ねるときは、地図アプリの画面を見せながらleft(左)やstraight(まっすぐ)が聞き取れれば、身振りとあわせて方向をつかめます。
そのほか、知っておくと便利な単語
定番の場面以外にも、旅行中に繰り返し必要になる単語があります。Wi-Fiのパスワードを尋ねたり、食事の制限を伝えたりする場面は、空港やホテルほど典型的ではありませんが、実際にはよく出てきます。
- password — パスワード
- allergy — アレルギー
- vegetarian — 菜食主義者、ベジタリアン
- receipt — 領収書、レシート
アレルギーや食事の制限は、レストランで注文する際に伝えられるようにしておくと安心です。パスワードとレシートは、カタカナ語と意味が同じ単語です。ホテルやカフェでWi-Fiを使うときは、「What is the Wi-Fi password?」のように、passwordの前後に決まった言い回しを添えるだけで、単語一つでも十分に意図が伝わります。
知っておきたい緊急時の単語
使わずに済むのが一番ですが、知っておくと安心な単語です。トイレの場所を尋ねる場面は、緊急時に限らず日常的にも使う頻度が高い単語です。
- help — 助けて
- emergency — 緊急
- restroom — お手洗い
海外旅行前にApple Watchで単語に触れる
ここまでの単語は、机に向かって覚えるものではなく、旅行の前から日常の中で少しずつ目にしておくものです。Watch Your Languageは、iPhoneのロック画面・ホーム画面のウィジェットとApple Watchの文字盤に単語を表示し、間隔は1分から1週間の間で選べます。旅行に関連する語彙パックを選べば、ここで紹介した単語に近いものから、スマート・レペティションのアルゴリズムで繰り返し出会えます。忘れがちな単語ほど頻繁に、すでに覚えた単語は間隔を広げながら表示されるため、旅行までの限られた時間を無駄なく使えます。旅行の日程が決まったら、直前にまとめて詰め込むより、早めに少しずつ単語に触れ始めておくほうが、当日も落ち着いて対応できます。通勤中や旅行の準備をしている隙間時間に単語に触れる方法は隙間時間で英単語を覚える方法、いまの語彙量の目安は英語の語彙力の目安で、それぞれ詳しく紹介しています。
Watch Your Languageは、旅行に関連する語彙パックをiPhoneのロック画面・ホーム画面のウィジェットとApple Watchの文字盤に表示し、間隔反復のアルゴリズムで、旅行の前から、空港やホテル、レストランで使う単語に日常の中で繰り返し出会えるようにしています。