ビジネス英語の単語は、単語カードのように一つずつ切り離して覚えるより、会議・契約・戦略といった使う場面ごとにまとめて覚えるほうが、実際の仕事で思い出しやすくなります。この記事では、場面ごとにまとめて覚えるほうがよい理由と、Watch Your Languageのテーマ別パックを使った具体的な進め方を紹介します。単語を覚える範囲は基礎的な職場の単語から、経営や戦略の議論で使う専門的な語彙まで幅広いため、まず自分がどの段階にいるかを把握してから読み進めると、必要な部分だけを効率よく確認できます。
要点
- 単語は一つずつ切り離さず、会議・契約・戦略など使う場面ごとにまとめて覚えると思い出しやすくなります。
- Watch Your Languageの語彙パックはテーマとCEFRレベル(A1〜C2)で分かれ、自分の段階に合わせて選べます。
- 自分の仕事の資料から単語を追加でき、英語の会議の前に議題の単語を入れておく使い方もあります。
なぜ場面ごとにまとめて覚えると忘れにくいのか
単語を一つずつ切り離して暗記すると、実際に使う場面でうまく思い出せないことがあります。仕事の英語では、単語は単独で出てくるのではなく、会議なら会議、契約なら契約という決まった話題の中で、ほかの単語と一緒に出てくるからです。覚える単語をあらかじめ「会議」「契約」「戦略」のように仕事の場面ごとにまとめておくと、一つの単語を手がかりに、同じ場面の単語を続けて思い浮かべやすくなります。実際に英語の会議やメールに触れたときも、どの場面の単語かがわかっていれば、意味の見当をつけやすくなります。単語をまとめて覚える考え方そのものは、社会人の英単語の覚え方でも取り上げています。
場面ごとの単語 — 会議、契約、戦略
場面ごとにまとめて覚えるといっても、やることは単語同士のつながりを意識するだけです。たとえば meeting(会議)で deadline(締切)の話題になったとき、あわせて strategy(戦略)や stakeholder(ステークホルダー)という単語が出てくることは珍しくありません。あるいは colleague(同僚)と一緒に contract(契約)の内容を確認する場面では、client(クライアント)や company(会社)、market(市場)といった単語が同時に登場します。こうした単語のまとまりを一つの場面として覚えておくと、会議で一つの単語を聞き取れたときに、関連する単語も続けて思い出しやすくなります。また、competition(競争)や brand(ブランド)、profit(利益)のように、経営や販売の話題でよく使われる単語は、それだけでひとまとまりとして覚えておくと、決算や戦略の説明を聞くときに役立ちます。
基礎から専門用語まで、レベル別のビジネス語彙
Watch Your Languageの語彙パックは、テーマとCEFRのレベル(A1からC2)で分かれており、ビジネスというテーマの中にも、レベルごとに複数のパックが用意されています。基礎のパックには work(仕事)や boss(上司)、desk(デスク)といった、職場でまず必要になる単語が並びます。中級のパックには meeting(会議)、deadline(締切)、colleague(同僚)、contract(契約)、client(クライアント)、company(会社)、strategy(戦略)など、日々の業務やメールで繰り返し登場する単語が中心です。上級のパックには benchmark(ベンチマーク)、due diligence(デューデリジェンス)、pivotal(極めて重要な)、scalability(拡張性)といった、経営や戦略の議論で使われる専門的な語彙が含まれます。すでに基礎的な語彙に慣れている人は、中級・上級のパックから始めることもできます。どのレベルから始めるかは、実際に自分が読んでいる英語のメールや資料を思い浮かべると判断しやすくなります。日々のメールに出てくる単語の意味が分からないことが多いなら基礎や中級のパックから、日常業務の単語には困らないものの、経営層向けの資料や戦略の議論で出てくる単語につまずくなら、上級のパックから始めると、いま足りていない部分に近い単語に出会えます。
自分の仕事の資料から単語を追加する
あらかじめ用意されたパックだけでなく、自分の仕事に直接関わる単語を追加することもできます。Watch Your LanguageのPremiumには、CSVやExcel、Googleスプレッドシートのリンクから単語をまとめてインポートする機能や、手書きのメモや資料を撮影して単語を抽出する機能が用意されています。社内資料やメールでよく見かけるものの、パックには含まれていない単語がある場合、その資料をそのまま取り込むことで、自分の仕事に本当に必要な語彙を優先して覚えられます。業界や会社によって使われる単語は異なるため、一般的なパックだけでは物足りないと感じる人ほど、このインポート機能が役立ちます。詳しくは単語のインポート機能で紹介しています。
覚えた単語をTOEICや実務でも生かす
ビジネス英語の単語は、社内の会議や海外とのメールだけでなく、資格試験にもそのまま登場します。IIBCの公式サイトでも、TOEIC Listening & Reading Testは「日常生活やグローバルビジネスで活きる“英語で聞く・読む能力”を測定するテスト」と説明されています。ビジネスのテーマで単語を覚えておくと、資格対策と実務の両方に生きてきます。テストの対策として単語を覚える場合も、会議やメールで実際に使う単語から覚えておけば、覚えた単語を仕事で使う機会が増え、そのたびに復習にもなります。隙間時間でTOEICの単語を覚える方法はTOEICの単語をアプリで毎日の隙間時間に覚えるでまとめています。
英語の会議の前に、議題の単語を入れておく
ビジネス英語の単語は、使う予定が見えているときほど覚えやすくなります。来週に英語の会議や海外とのやりとりが控えているなら、その議題に関わる単語をあらかじめ覚えるリストに入れておきます。たとえば契約の更新が議題なら、contract(契約)や client(クライアント)、deadline(締切)といった単語が中心になります。パックに含まれていない社内用語や製品名に関わる単語は、議題のメモや資料を撮影して取り込めば(Premium)、会議の日までに何度か目にすることになります。Watch Your Languageは、iPhoneのロック画面やホーム画面のウィジェット、Apple Watchの文字盤に単語を表示し、覚えるまで繰り返し表示します。会議室に向かう前に時計を見たとき、その日の議題の単語が目に入る、という状態を作れます。会議が終わったら、その場で聞き取れなかった単語を追加しておけば、次の会議までの復習になります。隙間時間の使い方全般は隙間時間で英単語を覚える方法でも紹介しています。
Watch Your Languageは、テーマとCEFRレベル別の語彙パックに加え、Premiumでは自分の仕事の資料をCSVや写真からインポートできる語彙学習アプリです。覚えた単語はiPhoneのウィジェットとApple Watchの文字盤に表示され、スマート・レペティションのアルゴリズムで覚えるまで繰り返し目に入ります。詳しくは公式サイトで紹介しています。