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タイ語アプリ比較【2026年】文字・声調・単語で選ぶ

タイ語アプリを、タイ文字と声調を学ぶものと単語を増やすものに分けて比較しました。Ling、タイ語 リーディング、マナオ、Watch Your Languageの違いを、App Store(日本)のページをもとにまとめます。

A Bangkok temple complex beside a pond, with a panel reading 'タイ語アプリ比較' and three coloured labels, 文字 (script), 声調 (tones) and 単語 (words), followed by で選ぶ

「タイ語 アプリ」を選ぶときに最初に決めておきたいのは、タイ文字を読めるようになりたいのか、それとも文字は後回しにして単語や会話を先に増やしたいのか、という点です。文字の読み方を規則から一歩ずつ身につけたいなら「タイ語 リーディング」、旅行から仕事まで使う単語を録音音声つきで覚えたいなら「マナオ」、文法や会話、文字の書き方までアプリ1本で広く学びたいならLing、覚えた単語をApple WatchやiPhoneの画面で繰り返し目にしたいならWatch Your Languageが候補になります。以下は、App Store(日本)の各ページを2026年9月に確認し、説明文、「互換性」の欄、表示価格をもとにまとめたものです。

要点

タイ語は文字と声調でつまずきやすい

日本語を話す人にとって、タイ語の最初の壁はタイ文字です。子音字だけで44字あり(うち2字は現在ほとんど使われません)、母音を表す記号は子音字の前後や上下に付きます。文章は単語と単語の間をスペースで区切らずに書くため、どこで単語が切れるのかも、慣れるまでは見分けにくいものです。

もうひとつの壁が声調です。タイ語には5つの声調があり、同じ音でも高さの動きが違えば別の単語になります。たとえば ใกล้(近い)と ไกล(遠い)は、ローマ字にするとどちらも klai ですが、ใกล้ は高いところから下がる調子、ไกล は平らな調子で発音します。どの声調になるかは、最初の子音字が高子音・中子音・低子音のどれにあたるか、声調記号が付いているか、音節がどんな形で終わるか、といった組み合わせで決まります。言い換えると、タイ文字が読めるようになれば、声調も文字から分かるようになります。

そのためタイ語のアプリは、「文字と声調を学ぶもの」と「単語を増やすもの」に分けて考えると選びやすくなります。ローマ字や発音記号だけで単語を覚えると最初は早く進みますが、声調を書き表さないローマ字表記も多いため、音声で確かめる手段を別に持っておくと安心です。

Two Thai words both romanized klai: ใกล้ (近い, near) with a falling pitch line drawn on a five-level grid, labelled 下がる調子, and ไกล (遠い, far) with a level line, labelled 平らな調子

Watch Your Language — 覚えた単語を手首とロック画面で繰り返し見る

どんな人向けか: 教材やほかのアプリで出会ったタイ語の単語を、机に向かわずに何度も目にして定着させたい人向けです。

できること: App Storeのページによると、Apple Watchのコンプリケーション(インライン、長方形、円形、コーナー)とiPhoneのホーム画面・ロック画面のウィジェットに単語を表示し、「互換性」の欄にはApple Watch(watchOS 10.0以降)が挙げられています。単語はテーマとCEFRレベル(A1〜C2)で分かれたパックから選び、スマート・レペティションの仕組みで、まだ覚えていない単語が繰り返し表示されます。タイ語では、設定をオンにすると単語の下に訳の代わりにローマ字表記が表示されます。ขอบคุณ(khop khun、ありがとう)、น้ำ(nam、水)、อร่อย(aroi、美味しい)のように、タイ文字と読み方を並べて見られるので、文字を習い始めたばかりの時期にも使えます。訳は表示されなくなるため、読み方を手がかりに意味を思い出す練習にもなります。

できないこと: 文法の説明や会話の練習、文字の書き方の練習はありません。また、アプリのローマ字表記には声調を示す記号がなく、ใกล้ と ไกล はどちらも klai と表示されます。声調は音声のあるアプリで確かめてください。単語数の上限をなくすPremiumはアプリ内課金で、自分の単語の手入力や、CSV・Excel・Googleスプレッドシートからの取り込みもPremiumの機能です。

Three Modular watch faces with the app's complication showing Thai words with romanization on, the romanization in place of the translation: ขอบคุณ (khop khun), น้ำ (nam) and อร่อย (aroi)

Ling — 文法、会話、文字の書き方までアプリ1本で

どんな人向けか: タイ語をひととおり、1つのアプリで広く学び始めたい人向けです。

できること: App Storeのページによると、絵と単語のマッチングクイズやフラッシュカードで単語を覚える機能に加え、ネイティブスピーカーの声を使った聞き取り練習、AIを使った発音練習と会話練習、文法解読ノート、タイの文化ノートが用意されています。タイ語ならではの機能として、画面の文字をなぞってタイ文字を書く練習もあります。インターネットに接続しない状態でも学べるモードがあるとも書かれています。

できないこと: 「互換性」の欄に挙げられているのはiPhone、iPad、iPod touch、Mac、Apple Visionで、Apple Watchはありません。アプリ内課金の一覧には、「Monthly Language Learning Plan」の1,000円から「Ling Pro 12 Month Subscription」の15,000円まで、複数のプランが並んでいます。

タイ語 リーディング — タイ文字の読み方を規則から

どんな人向けか: 発音記号に頼らず、タイ文字そのものを読めるようになりたい人向けです。

できること: App Storeのページによると、タイ語の「読み方」に特化したアプリで、読み方の規則を学習しやすい単位に分け、反復練習できる構成になっています。子音、母音、声調、例外の順に一歩ずつ進み、ステップは全部で20あります。高子音、中子音、低子音から始まり、長母音と短母音、末子音を経て、STEP12で声調に入ります。全単語にネイティブの音声が録音されており、AIの音声は使っていないと説明されています。

できないこと: 単語の数を増やすためのアプリではなく、「互換性」の欄にApple Watchもありません。各ステップの説明は無料ですべて読め、練習には無料のものと有料のものがあります。アプリ内課金として、月額サブスクリプション500円、年額サブスクリプション3,400円、買い切り4,100円が表示されています。

タイ語 リーディング's 20 steps as a rising staircase: 子音 (高・中・低), 母音 (長・短) and 末子音 first, then STEP12 lit as the start of 声調 (tones), followed by 例外 (exceptions)

マナオ: タイ語 単語1500語 — 録音音声つきで単語を反復

どんな人向けか: 旅行から仕事まで使う単語を、音声を聞きながら数多く覚えたい人向けです。

できること: App Storeのページによると、基本単語、人間関係、食事、移動、旅行、教育と仕事、社会などの110レッスンに分かれ、全単語にネイティブの発音が収録されています。出題は「タイ語を見て意味を答える」「意味を見てタイ語を答える」「タイ語を見て発音記号を答える」「タイ語を聞いて意味を答える」の4通りで、発音記号を答える形式は、読み方の基礎を学んだ人向けとされています。成績や学習回数、前回からの経過日数で学習する単語を選べるため、間違いの多い単語や、しばらく見ていない単語から復習できます。「タイ語 リーディング」と同じ開発者のアプリです。

できないこと: 「互換性」の欄にApple Watchはありません。アプリ内課金として、買い切り3,500円と年額サブスクリプション2,180円が表示されています。

4本の比較表

アプリ 主に学べること Apple Watch(互換性の欄) 価格の表示
Watch Your Language 単語の復習(ローマ字表記の設定あり) あり(watchOS 10.0以降) 無料、Premiumはアプリ内課金
Ling 単語・文法・会話・文字の書き方 なし 無料、アプリ内課金1,000円〜15,000円
タイ語 リーディング タイ文字の読み方と声調の規則 なし 無料、月額500円・年額3,400円・買い切り4,100円
マナオ: タイ語 単語1500語 110レッスンの単語、4通りの出題 なし 無料、年額2,180円・買い切り3,500円
空港で腕につけたApple Watch。文字盤にタイ語の単語と日本語訳が表示されている

Watch Your Languageは、タイ語の単語をテーマ別・CEFRレベル別のパックから選び、Apple Watchの文字盤とiPhoneのウィジェットに表示します。文字と声調は専用のアプリで学び、覚えた単語の復習は画面を見るたびに、という分担にすると、学習時間を増やさずに単語を目にする回数を増やせます。

学ぶ段階ごとの選び方

タイ文字をこれから学ぶなら、まず「タイ語 リーディング」で子音の種類と声調の規則を押さえておくと、そのあとで単語を覚えるときに読み方で迷いにくくなります。文字より先に旅先の会話を覚えたい人や、文法まで広く触れたい人にはLingが合っています。読み方の基礎ができてきたら、マナオで単語をレッスンごとに増やし、覚えた単語をWatch Your Languageで手首やロック画面に出しておくと、勉強の時間以外にも単語を見る機会ができます。タイ文字に慣れないうちはローマ字表記をオンにし、読めるようになったらオフにしてタイ文字と訳で確認する、という切り替え方もできます。

復習の間隔の考え方は「忘却曲線と英単語の復習タイミング」で、ウィジェットの置き方は「iPhoneにウィジェットを追加する方法」で説明しています。ほかのアジアの言語では「韓国語の単語アプリ比較」と「中国語の単語アプリ比較」もあります。Watch Your Languageの詳しい内容は公式サイトをご覧ください。

タイ文字の単語を、 読み方を手がかりに覚える

Watch Your LanguageiPhoneとApple Watchの単語ウィジェット

Watch Your Languageは、タイ語の単語をApple Watchの文字盤とiPhoneのウィジェットに表示します。設定をオンにすると、単語の下には訳の代わりにローマ字表記が表示されます。

文字や声調の練習はほかのアプリで進め、覚えた単語は画面を見るたびに復習する、という分担に向いています。単語はテーマとCEFRレベル別のパックから選べます。

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