TOPIKの単語アプリは、目標の級で選ぶのがいちばん確実です。1級・2級のTOPIK Ⅰが目標なら、範囲を初級に絞った「韓国語勉強、TOPIK単語1/2」か「TOPIK 韓国語能力検定 単語アプリ」が扱いやすく、3級以上のTOPIK Ⅱまで見据えるなら、初級から上級までの単語を収録した「TOPIKでる単語2026」か「TOPIK韓国語学習」が候補になります。どの級を目指す場合でも、覚えた単語を時計やロック画面で繰り返し目にしたいなら、Watch Your Languageを組み合わせる方法があります。アプリの内容は、App Store(日本)の各ページを2026年9月に確認し、説明文と「互換性」の欄、価格の表示からまとめています。
要点
- TOPIKの単語アプリは、目標の級でTOPIK Ⅰ(1〜2級)かⅡ(3〜6級)までかを決めて選びます。
- 1・2級が目標なら範囲を初級に絞った2本、3級以上なら初級から上級まで収録した「TOPIKでる単語2026」などが候補です。
- 公式のCEFR比較表では1級がA1、6級がC2に対応するので、単語パックのレベルを選ぶ目安になります。
TOPIKの級と、単語アプリに求めるもの
韓国教育財団のTOPIK公式サイトによると、TOPIK(韓国語能力試験)は韓国政府が公式に認定する唯一の韓国語能力試験です。試験の概要を見ると、初級のTOPIK Ⅰは聞き取り30問と読解40問、中・上級のTOPIK Ⅱは聞き取り50問、筆記4問(作文を含む)、読解50問で構成され、取得した点数によって1級から6級までの級で評価されます。TOPIK Ⅰでは1級か2級、TOPIK Ⅱでは3級から6級のいずれかが判定されます。またCEFR比較表では、1級がA1、2級がA2、3級がB1、4級がB2、5級がC1、6級がC2に対応するとされています。
単語アプリを選ぶときに見ておきたいのは、収録している単語がどの級までか、という点です。TOPIK Ⅰの範囲だけを扱うアプリは量が絞られているぶん最後までやり切りやすく、TOPIK Ⅱまで収録したアプリは長く使えるかわりに、初級の段階では範囲が広すぎることもあります。なお、Apple Watchで使えるかどうかは、説明文の宣伝文句ではなく、App Storeの「互換性」の欄に載っているかで判断しています。
TOPIK Ⅰを目指す段階:1〜2級に絞った2本
韓国語勉強、TOPIK単語1/2は、TOPIKのレベル1・2の単語を、1日に暗記できる量ずつパートとユニットに分けて出してくれるアプリです。単語には音声と例文があり、ハングルに慣れていない人向けにカタカナで発音も表示されます。その日に覚えた単語はテストで確認でき、よく間違える単語ほど復習で多く出るように作られています。価格は無料で、アプリ内課金の「広告削除や全例文表示」が400円と表示されており、説明文では月額の定期購読として案内されています。同じ開発者から、レベル3/4と5/6のアプリが別に出ています。
TOPIK 韓国語能力検定 単語アプリは、300円の買い切りで、1〜2級(初級)の頻出単語1,671語を収録しています。広告は一切なく、通信のない場所でも使えると書かれています。単語ごとに韓国語、和訳、発音が載っていて、単語か和訳のどちらかを隠す「マスク機能」で、覚えているかどうかを自分で確かめる形式です。機能は絞られていますが、紙の単語帳に近い感覚で使えます。
どちらも「互換性」の欄はiPhone、iPad、iPod touch、Mac、Apple Visionで、Apple Watchは含まれていません。
TOPIK Ⅱまで見据える:初級から上級まで収録した2本
TOPIKでる単語2026は、TOPIK Ⅰ・Ⅱに登場する3,300単語を収録し、15単語ずつ進める「ステップ学習」で覚えていく構成です。すべての単語と例文にネイティブの音声が付き、類義語の表示、間違えた単語を集めた復習リスト、バックグラウンド再生にも対応しています。単語のほか、文法、リスニング、スピーキング、作文まで学べると説明されています。無料でダウンロードでき、アプリ内課金には月額880円から買い切り9,800円まで、複数のプランが並んでいます。
TOPIK韓国語学習は、TOPIK Ⅰ・Ⅱに対応した頻出単語を2,000語以上収録した無料のアプリです。単語は韓国語、日本語訳、カタカナ、ローマ字表記と例文つきで表示され、ネイティブの会話を使ったシャドーイングと、「韓国語→日本語」「音声→日本語」など4種類のクイズで練習します。苦手な単語は自動で復習リストに入り、通信環境がなくても学習できるとされています。アプリ内課金の表示はありません。App Storeの評価はまだ1件で、公開されて間もないアプリです。
この2本も、「互換性」の欄にApple Watchはありません。
Watch Your Language — 試験勉強の外で単語を見る回数を増やす
Watch Your Languageは、TOPIK専用の単語帳ではなく、覚えた単語を日常の中で目にし続けるためのアプリです。App Storeのページでは、「互換性」の欄にApple Watch(watchOS 10.0以降)が挙がっており、Apple Watchのコンプリケーションと、iPhoneのロック画面・ホーム画面のウィジェットに韓国語の単語を表示します。単語のパックはテーマとCEFRのレベル(A1〜C2)で分かれているので、公式のCEFR比較表を目安にすれば、TOPIK Ⅰを目指す段階ではA1・A2のパックから始める、という選び方ができます。覚えるまではスマート・レペティションが同じ単語を繰り返し表示し、設定をオンにすると、単語の下に訳の代わりにローマ字表記が表示されます。
過去問やリスニング、作文の練習はできないため、試験対策そのものは上の4本や問題集で進めることになります。単語帳アプリで出会った単語を自分で登録したり、CSVやExcel、Googleスプレッドシートから一覧で取り込んだりする機能は、アプリ内課金のPremiumで使えます。
5本の比較表
| アプリ | 収録範囲 | 練習の形式 | Apple Watch(互換性の欄) | 価格の表示 |
|---|---|---|---|---|
| 韓国語勉強、TOPIK単語1/2 | レベル1・2 | 1日分ずつの単語とテスト | なし | 無料、アプリ内課金400円 |
| TOPIK 韓国語能力検定 単語アプリ | 1〜2級、1,671語 | マスク機能で暗記確認 | なし | 300円 |
| TOPIKでる単語2026 | TOPIK Ⅰ・Ⅱ、3,300単語 | 15単語ずつのステップ学習 | なし | 無料、アプリ内課金880円〜9,800円 |
| TOPIK韓国語学習 | TOPIK Ⅰ・Ⅱ、2,000語以上 | シャドーイングと4種類のクイズ | なし | 無料 |
| Watch Your Language | CEFR A1〜C2のパック(TOPIK専用ではない) | 時計とウィジェットで繰り返し表示 | あり(watchOS 10.0以降) | 無料、Premiumはアプリ内課金 |
Watch Your Languageは、韓国語の単語をCEFRレベル別・テーマ別のパックから選び、Apple Watchの文字盤とiPhoneのウィジェットに表示します。単語帳アプリで覚えた範囲の単語を、時刻を確認するたびに見直す、という使い方でTOPIKの勉強を支えます。
目標の級から選ぶ
初めてTOPIK Ⅰを受けるなら、まず1〜2級に絞ったアプリのどちらかで範囲を一周するのがおすすめです。音声とカタカナの発音で進めたいなら「韓国語勉強、TOPIK単語1/2」、広告のない買い切りの単語帳がよければ「TOPIK 韓国語能力検定 単語アプリ」が向いています。TOPIK Ⅱの3級以上を目指す人や、単語と一緒にリスニングや作文も進めたい人は、「TOPIKでる単語2026」か「TOPIK韓国語学習」を試してみてください。試験日程や会場は公式サイトで確認できます。
韓国語の単語アプリをTOPIKに限らず比べた記事は「韓国語の単語アプリ比較」、独学の順序は「韓国語の独学、何から始めるか」、手首で単語を覚える方法は「韓国語の単語の覚え方」にまとめています。アプリの全体像はWatch Your Languageのトップページをご覧ください。